それでも人は故郷へ

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車で山道を走っていると「よくこんなところに住んでいるな〜」と言った場所に家があることがあります。

 東京都三宅村は1日、00年9月に出した三宅島噴火に伴う全島避難指示を解除した。島民の第1陣約60人は同日夜、東京・竹芝桟橋から定期船で島に向かった。4年5カ月にわたった避難生活はようやく終わるが、今後は火山ガスとの共生が待ち受けている。


何があっても陸続きであれば、車や電車といった色々な手段で自分の家にたどり着くことができる私にとっては「なぜワザワザ不便な島に戻るのか」非常に不思議な感じがします。
新潟県中越地震で全村非難をしている山古志村の方々もそうです。皆さんがみなさん口を揃えて「村に戻りたい」と仰るそうです。このところの、大雪で山古志村の様子がテレビに映される事がありますが、私たちが大雪だと騒ぐのが申し訳なくなるくらいにスゴイ雪の量が映し出されます。
三宅島の方々も山古志村の方々も、戻ってソレまでの生活を取り戻そうとすると、相当なお金がかかるはずです。と、言う事はお金が問題じゃないんだと思います。
それが「故郷」で暮らすということなのではないでしょうか。
そういう私自身も、冬には1メートルも雪の降るココ長岡市で生活しています。雪の降らないところに住んでいる方からすれば「なんで、ワザワザ」という感覚を持たれることでしょう。
故郷(田舎)で、生活するということは生活の利便性を求める事とは違った何かを求めるということのような気がします。
人は、それぞれに違った「何か」を背負って生活しているのだと思います。
帰島が許された三宅島の方々も、未だまだ避難所の生活が始まったばかりの山古志村の方々も一日も早く、自分たちの生活を取り戻せると良いと思います。
ニュースを見ながら、そんなことを考えてしまいました。

今回UPした写真:
野鳥写真 ブログ村素敵な野鳥写真がイッパイあり (^^♪

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